砥部の職人が手がける
愛おしい“ふぞろい”
愛媛県砥部町を中心に作られている磁気「砥部焼」。約240年以上の歴史を持つ、優れた伝統工芸品です。
そんな砥部焼の新しいライフスタイルへの提案として、大西陶芸さまとともに砥部焼の鉢づくりに挑戦しました。
砥部の石から引き出した
唯一無二の「白」と
手づくりの現代的な色が織りなす味わい
目を引くのは、器の「白」。材料には、地元砥部で採石される陶石を、細かく砕いてつくった磁器土を使います。ろくろで成形して仕上げたら、素焼きをする。そして陶石や長石、灰などを独自にブレンドしたうわぐすり(釉薬)を上からかけて再び焼くと、ガラスでコーティングされたかのような質感に。光沢がありながら温かみを感じる、唯一無二の「白」。自然の石の中に潜んでいた「白」の色を、伝統的な砥部焼の技術が引き出しているのです。
製作するのは、家族4人の作家を中心に営む大西陶芸。
暮らしの一部になれるよう、砥部町指定無形文化財技術保持者、白石久美さんがデザインしました。
ぽってりとしたフォルムの白磁で、丸い穴がランダムに開いた器。そして、現代的なインテリアの配色に合うように色味を工夫された、6色のポット。白磁の器の中にポットを入れると、穴からのぞく色が空間にアクセントを与えます。表現したい色味や質感を出すために釉薬からつくった「手づくりの新しい色」と、砥部焼の伝統的な「白」。
ふたつの組み合わせによって生まれる味わいをお楽しみいただけます。
長く愛す。暮らしの一部になる。
手から手へ、究極のサステナブル
まったく同じものはつくれない。だからおもしろい。
そう考える白石さんは、このプラントポットでも、あえて“ふぞろい”が生まれる仕掛けをしています。
白磁のカバーに開けた穴が、そのひとつ。穴の位置や数を揃えずに、成形のときにひとつずつ、手で穴を開けています。また、ポットの色や、器の形を変えて、その人の暮らしや部屋の色味にあった組み合わせを選んでもらえるようにしました。
置くか、吊り下げるか。自分の家の空間に合う、植物の飾り方を考えてみるのも楽しみのひとつです。「私たちがつくるのは、完成された作品ではなく、使い手の人が自由に使える余白を備えたものでありたい」と白石さんは言います。“ふぞろい”には、移り気にものが買われ、すぐに捨てられていく現代で、本当に自分の暮らしに合う「特別なひとつ」を選んでほしいという願いも込めています。
砥部焼プラントポットが届けたいもの。
それは、ものの向こうに誰かの手のぬくもりを感じる喜び。
そして自分にとっての「特別なひとつ」を選び、長きにわたって慈しむ、
そんな暮らしの豊かさなのです。
「TOBE WARE Plant Pot -砥部焼プラントポット-」アイテムとご使用方法
ぜひ、お手にとって砥部焼の魅力。そしてこの砥部焼プラントポットの“ふぞろい”な美しさを感じてください。
「TOBE WARE Plant Pot -砥部焼プラントポット-」
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Thanks 有限会社 大西陶芸